2022.07.07
梅雨が明けたと思ったら、一気に猛暑になりました。
この先が思いやられると思っていたところに台風発生。
大雨の予報でしたが、その予報も外れて良い天気となりました。
先日地元の富丘小学校の3年生が、富丘の色んなことを調べようという企画で、
れっどぱーるに来てくれました。
流石は、3年生、元気いっぱいです。
苺のことや、お店のこと、作業のことなど、子供目線からの
鋭い質問もありましたが、皆納得して帰っていきました。
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ハウスの中では、40度を超える日も出てきました。
社員さんも、ファン付きのベストを着て、苺の定植を頑張ってくれました。
この苗1本から6~7本の苗を増やしていきます。
夏の作業の一番大変で、地道な作業になります。
しかし、この作業を乗り越えないと、美味しい苺が実らないのです。
今日は社員さんの写真を多めに載せます。
暑いハウスの中ですが、ハウスの中断に、
太陽光線を遮ってくれる遮光カーテンという
素材を使用し、少しでもハウスの中を涼しくなるように工夫していますが、
限界があります。
一日で、2000本ほどの親株を定植しました。
何もなくなったハウスが、緑になっていく瞬間です。
何だかワクワクしてきました。
今作も、皆で力を合わせ、美味しい苺つくりに挑みます。
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私は、静岡経営塾という経営者が集まる会で、毎月一回の勉強会に参加しています。
経営コンサルタントの杉井保之さんのもと、勉強していることをこの場を借りて、
書かせていただきます。本の感想文であったり、日々の生活の中で、感じたことや、
自分の幸せなどについて、書かせていただきます。
お付き合い宜しくお願いします。
以前、水泳選手の池江選手が白血病と診断されたと話題になりましたが、私も白血病患者の1人です。
池江選手の事を知ったのは、姉からの一本の電話でした。
「あの水泳で有名な池江選手が白血病だって。知ってる?今テレビでやっているけど、あんたの時の事を思い出しちゃった。」
と泣きながら電話がかかってきました。
今思えば、過去の話ですが、あの長―い1日の事を思い出しました。
当時の私の体験を2回に渡り書かせて頂きます。
毎年苺の収穫が終わる5月の下旬頃に、農協で行われる成人病の健康診断に会社全員で受診しました。
体に痛い所や気になる事もなく、持病の高血圧と太り過ぎが気になる程度で、
あと悪い所があるなら、頭と痔による血便くらいと思っていました。
いつも通りの検診を終え、いつもどおりにハウスの苺の収穫株の片付けをしていました。
次の日も朝早くから苺の株の片付けをしていたのですが、一本の電話がなり、嫁の茜が電話に出ました、
・{後で聞くと、この電話は凄く嫌な感じがしたそうです。}・
昨日検診を受けた清水の厚生病院からで、内容は、
私の白血球の数値に異常があるので、早急に検査をして欲しいと言う事でした。
どこも痛くもかゆくもない私は、
(どうせ大したことないだろうから苺の片付けが終わり、落ち着いてから病院に行こう)
と思っていました。
でもやはり、精密検査と言われると気になるもので、その次の日に、気軽な気持ちで近所の病院に行ったのですが、
そこの病院の先生に、
「ここではどうにもならないので、富士の中央病院に今すぐに行って下さい。
そこに今日、血液の専門の先生がいらっしゃいます。とにかく早く行って下さい。」
と言われ、
「えっ。マジで?」
何だか、変な胸騒ぎがしましたが、そこの病院の会計も後日でいいと言われ、
良く訳がわからないまま紹介状を持ち、ギリギリ診察時間に間に合い、即採血をしました。
結果が出るまで、時間がかかると言う事だったので、待っている間に、ネットで白血球の数値の事について調べました。
(まさか俺が・・・。どこも痛いところもないし、悪い所などある訳がない。苺が忙しくて疲れていただけだ。)
と思っていました。
数値は疲れていても上がり病気的な事でも上がると書いてありましたが、私は、体の疲れとばかり思っていました。
(きっと採血の結果、数値は下がっている。)
と信じていました。
どんどん不安がこみ上げてきました。農協の検診の時の数値は、基準値が3300~9000/ULの所に、
私の数値は22000/ULの白血球数で、基準値をはるかに超えていました。
祈る思いで、今回の検査の結果を待ちました。
私は、性格的にマイナスに考えてしまう所があるので、良くない事ばかりを考えていました。
採血から1時間半ほど経ってから診察室に呼ばれました。そこには若い先生がいて、この先生が血液の専門の先生なのかな?
と思いましたが、それよりも結果が気になり表の白血球の値を見ると、
白血球32000/UL
増えていました。その時点で、私はパニックです。えっ・・・何で?減っていないの?
診察してくれた先生は、インターンの若い先生でしたが、私はそんなことどうでもよく
「先生白血球が増えていると言う事は、白血病ですか?」
と聞くと
「すみません。私は専門ではないので、何とも言えません。専門の先生が、今診察中なので、もうしばらく待合室でお待ちください。」
と言われ、待合室に出てきたのですが、もう私の頭の中は、悪い方へ…。
夢を見ているようでした。今の状況が理解出来ず、夢の中にいるのか、現実なのか解らない状態で、何をして良いかさえ解りませんでした。
しばらく時間を取り、家族に電話をかける事にしました。
まず母親へ、次に茜へ、次に姉へ。どんな事を話したのかよく覚えていませんが、
皆驚き、泣きながら話をしました。
もう頭の中は、白血病で一杯です。
(死ぬのかなー) その時、死を意識しました。
待っている時間も長い。
これからどうなるのかな?
手が震え、溢れる涙、白血病への恐怖。
長い時間でした。
この続きは来週にします。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。