Blogしゃちょうのブログ

花が咲きました

2023.11.09

2023.11.9

先日の朝方に台風のような風が吹きました。
停電をした地域もあったようですが、皆さんのお住いの地域では被害はなかったでしょうか?

ハウスではいよいよ待ちに待った苺の白い花が咲き始めました。
今までひたすら苗の葉かきをしたり、ランナーを取ったりと、地道な作業ばかりでしたが、
やっと花を咲かせてくれました。

白い花が咲く。
この時をどれだけ首を長くして待っていたことでしょう。
木花が咲き、蜂たちの協力を得て、約、40日後に赤い苺の実が
実ります。緑だらけのハウスに白い可愛い花が咲き始めました。

花が咲いたのはいいのですが、私には心配なことが一つあります。
それは、蜂たちが花に止まり、交配してくれるかどうかです。
花が咲いても蜂が止まらなければ、実にはなりません。
せっかく今まで暑いハウスの中でコツコツと作業をしてきても、
ここで蜂さんの機嫌を損ねたら今までの努力が水の泡になってしまします。

なので、私はこの花が咲いたばかりの時は斗君五、蜂のことが気になって気になって
何度も同じハウスの中に入り、自分の目で蜂が花に止まるのを確認しないと気が済みません。
何匹かハウスの中で花に止まっていることを確認できれば、安心です。
後は蜂が花の場所を仲間たちに伝えて花に止まり始めます。
ここまでくればいいのですが、それまでが心配で心配でなりません。

私達は黒マルハナバチと西洋ミツバチの2種類を混用して使います。
それだけ蜂の働きが今後の苺の実り方に影響してくるのです。
今日も何度も何度もハウスを覗きに行ったのですが、
見つけました。

後ろ足に花粉をたくさんつけて花に止まっていました。
この2枚の写真は違うハウスなので、4か所あるうちの
2か所のハウスはオッケーとなりおました。
これから仲間たちに花のありかをしえてもらい、どんどん交配していってもらいたいです。

そのほかの2か所のハウスのうち、
1つはまだ花が少ないため、蜂を入れていませんが、
もう一つのハウスは花が結構咲き始めているのに、
蜂が飛んでいる姿も見えません。
心配になって、追加注文をしたのですが、
追加した蜂たちが頑張ってくれるのを祈るしかありません。

花の数が少ない時は黒マルハナバチだけでよいのですが、これから
花の開花の盛りに備えてミツバチ準備し始めました。

若手社員のF君とE君が6月から大事に大事に育ててきた蜂たちの出番です。
最後の確認をし、どの巣箱も元気が良いという事なので、頑張ってもらうしかありません。
F君も、E君も、暑いハウスの中で、コツコツと苗を育ててきて、
その苗が花をさかせ、その花に自分たちが育ててきたミツバチに交配してもらい、
苺を実らせる。この一環の作業は誰でもできるものではないと思います。
若いのによく頑張ってくれます。
真っ赤な苺が実るのもあと少しとなってきました。
花が咲いたら、40日後には実ります。
予定では、12月20日頃には赤くなる見込みです。
例年よりも遅いですが、自然と共に歩んでいく農業の難しいところでもあります。
皆で一生懸命に育ててきた苺です。
沢山の方に味わっていただきたいです。
私は苺を育てることしかできませんが、
私たちが育てた苺で沢山の方が笑顔になり、喜んでくれることが私の夢です。
今まで、沢山の方に支えられて生きてきましたが、私が皆さんにお返しできることは
美味しい苺を育てて提供することだと思う様になりました。
私達が育てた苺で沢山の笑顔を作っていきたいです。

 

大道芸ワールドカップ

11月2日から11月5日まで静岡市の駿府公園にて第30回大道芸ワールドカップIN静岡が開かれました。
この大道芸には、10年ほど前から出店していましたが、コロナの影響で中止になったり、
去年は規模を縮小して行われました。
今年はコロナも第5類になったということから、
以前の開催形式に戻り、規制のない中での開催になりました。
この大道芸はれっどっぱーるの出店するイベントの中でも一番大きなイベントで、
4日間開催という過酷な販売でもあります。
でも久しぶりの制限なしの開始ということで、とても楽しみにしていました。

私は4日間フル参加しました。
お客様も多く、以前と同様に大盛り上がりしました。
沢山のお客様を楽しませるために、ボランティアのピエロたちも登場し、
とても和やかで、アットホームな雰囲気での開催でした。

私も一緒に1枚とってもらいました。

イベントではこういった非日常を味わえるのも良い思い出となります。
一体このメイクをどこでやるのか疑問でしたが、こういった
人を楽しませる人って凄いなと思いました。ある意味、恥を捨ててみたいなところも
あると思いますが、根本にあるのは人を笑顔にしたいという事だと思いました。
私は堅物人間で、こういったことが恥ずかしくてやろうと思わないのですが、
人を楽しませたいというのは、私の中にもある思いです。
いつかピエロに挑戦してみようと思いました。

大道芸のパフォーマーの方も以前よりも多く出演しているように思いました。
皆さん個の大道芸を楽しみにしていたのでしょうね。

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販売時間は、朝10時から夜20時までの販売になります。朝から夜までだと時間が長すぎるので、
二交代制でおこない、ピークの11時から17時まで社員さん4人と私の5人体制で販売に挑みました。
このイベントは、れっどぱーるの移動販売車で出かけるイベントの中で、一番大きなイベントなので、
私を始め、社員さん達も大道芸の前になると口癖が、「いよいよ大道芸ですね。」とひそかに闘志を燃やし始めます。

ある意味、この忙しさを一緒に乗り超えることで、ベクトルが合うように思います。
私は出来るだけ販売車の中に入らずに、牛乳パックのかたずけや、
使い終わった容器をまとめたりして、販売は社員さんに任せるようにします。
皆とやる時は、裏方に回るようにして、社員さんたちに、苺を売るのもいいですが、
それよりもお客様との触れ合いを大事にしてもらっています。

私は販売車の外で、呼び込みをしたり、裏方の作業をしました。
「富士宮市で私たちが育てた苺です。一度召し上がってみてください。」
大きな声で、歩く方たちに呼びかけると、足を止めてくれます。
その時に、「ここで販売している皆が自社のハウスで一生懸命に苺を育てています。是非一度召し上がってみてください。」
と言って説明をしながら販売しました。

すると11月3日の金曜日にチャンスが来ました。
テレビ局からの取材です。この連休は、とても暑いということから、冷たい食べ物を探していたようで、
そこにれっどぱーるの冷たい苺デザートがテレビ局の方の目に止まったようでした。
取材を快く受け、撮影していただきました。
その後、社員さんも気合が入った様で、声を出して販売してくれました。

50キロウォークを経験したからかもしれませんが、1つの事を皆で力を合わせてやり切る事が楽しくなってきました。
私は以前、社員さんと一緒に販売をしていて忙しい時は、社員さんが自分の思うように行動しないと腹を立て、
口調もきつくなっていましたが、今では皆に任せて自分は皆が仕事をしやすいように行動するように心がけています。
皆が仕事をしやすいということは、仕事の回転も良くなりますし、雰囲気も良くなります。
きっとお客様にも良い雰囲気が伝わると思います。

みんなが笑顔で仕事をするのはいいですね。
経営塾や、本を読んだり、色々と学び、やっとチームでの取り組みが方が解ってきたように思います。
これから苺が始まります。苺が始まると、忙しさは、大道芸レベルではなくなります。
それでも社員さんが笑顔で遣り甲斐をもって取り組んでくれるように、チーム作りをしていこうと思います。
私は優秀なリーダーではありませんが、社員さんが精いっぱい自分の力を発揮できるような環境や、雰囲気を作っていきます。
そして、社員さんに「この会社で皆と一緒に働けて良かった」と言ってもらえるように行動していきます。

この大道芸でも、のっぽパンとれっどぱーるのコラボのパンを売っていただきました。
のっぽパンの社員さんも楽しい方です。
売り上げを気にしてしまう自分もいますが、こういった出会いや、チャンスに目を向けていくと、
人生も中々楽しいなと思う様になってきました。

「大切なものは目には見えない」
私は特に、目に見えるものに反応してしまいます。
これから先、自分の人生をかけて目には見えない大切なものに気づいていきたいです。

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

富丘佐野農園株式会社 佐野真史

 

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