2023.02.09
2023年2月9日
2月3日の節分を過ぎ、いよいよ春がすぐそこまでやってきました。
先日苺の納品の時に、梅の花が咲き始めているのを見ました。
私は、梅の花が咲くと春はもうすぐそこまでとウキウキしてきます。
梅の次は桜。
周りの景色にいろんな色が付け足されていきます。春はいいですね。
2月3日の節分と言えば恵方巻と豆まきですが、れっどぱーるでは、毎年お付き合いのある
スーパーあおきさんにお願いして恵方巻を購入しています。
今年もれっどぱーるに関わる皆が福を巻き込むようにみんなで恵方巻をいただきました。
具がたっぷりでとても美味しかったです。
私の2/3のお昼ご飯は、この一本でお腹いっぱいになりました。
もしよかったら皆さんも、来年は、スーパーあおきさんの恵方巻を召し上がってみてください。
お勧めです。
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以前のブログに、浅草にデザートの新商品の参考にと視察に行ったことを書かせていただきましたが、
その時に、娘がいちご飴を食べたいと言い、近くのいちご飴屋さんでいちご飴を購入したのですが、
ご縁がありまして、そこの苺飴屋さんにれっどぱーるの苺を納めることになりました。
きっかけはと言いますと、
娘がいちご飴を買った時に、私は職業柄で苺が気になりオーナーさんに話しかけ、自分も苺の生産者であることを告げて雑談をしていたのですが、
話の流れでオーナーさんに名刺を渡したところ
オーナーさん:「私ここ知ってます」
私:「えっつ!」
(まさか浅草でうちのことを知っているなんてありえないよ。きっとどこかと間違っているに違いない)
正直思いました。
そしてオーナーさんの話を聞いていると、なんと、オーナーさんの地元が山梨県で、れっどぱーるの苺を
山梨のアピタ石和店で見たことがあり、気になっていたというのです。
実際にアピタの石和てんに納品していましたので、本当にうちの苺を見ていただいていたのです。
信じられない話だと思いませんか?
それから後日オーナーさんはれっどぱーるに足を運んでくれ、
苺が出たら浅草に送るという話になりました。
私も、送ったらすぐ食べるものではなく、その後加工するということもあるので、
運送によるダメージのことが気になっていました。
何度も、苺の詰め方を工夫したり、資材を追加したりしてやってみたのですが、
中々良い状態でつくことが出来ませんでした。
何度も繰り返し、資材を変えたりして、やっとのことで
輸送ダメージを最小減に抑えて送る方法を見つけました。
資材費が高く、割高になってしましましたが、
オーナーさんも納得してくれ、今では、定期的に浅草にれっどぱーるの
苺を送らせていただいています。
本当に最近思う事なのですが、人とのご縁ってどこにあるかわからないなって思います。
まさか、浅草で商売をしている方とご縁があるなんて本当に信じられません。
この出会いが縁なのでしょうね。
お店の名前は、
【くだもの王国】
さんです。
浅草に行く機会がありましたら、寄ってみてください。
本通りから風情のある通りに入ったところになります。
{詳しい場所が解らず申し訳ありません。}
浅草で私たちが育てた苺を売ってもらえていると考えただけで、
嬉しくなってしまいますし、遣り甲斐も出てきます。
長いお付き合いをお願いしたいです。
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節分も終わり、春分の日の2月4日。
思いもよらない出来事が起きました。
それは夕方15時ころに起きました。
お客様から
「外のトイレの水が流れません。」
と知らせていただきました。
なんか変な予感がするなと思いながら外の駐車場のトイレに向かいました。
すぐさまトイレの中を覗いたのですが、水が流れていません。
便器のつまりであってほしいと思いながら浄化槽の中を覗きました。
(うっつ!終わった)
浄化槽の中で何か月もの間にたまった排泄物で浄化槽の中でつまりを起こしていました。
以前にも似たようなことがあったので、経験しているのですが、以前は運良く、日曜日の夕方でした。
しかし、今回はまだ土曜日です。
日曜日が待っているのです。
もう、私はパニック状態です。
素人には手も足も出ないのです。
すぐさま維持管理をしてくれている業者さんに電話をしたのですが、勿論土曜日です。留守電になってしまいます。
もしかしたらと思い、仮設トイレの業者さんに連絡してもやっぱり土曜日。留守電になってしまいます。
落ち着こうにも落ち着きようがありません。
誰かいないか?
誰かいないか?
誰かいないか・・・・・?
(そうだM工務店さんに聞いてみよう。あの方は人脈も広いし、誰か知り合いで何とかしてくれる人がいるかもしれない。)
と思い、連絡してみました。
今日は土曜日だしな‥‥。
「もしもし。」
電話に出てくれました。
半べそをかきながら今の浄化槽の説明をして何とかならないか聞いたところ、
ちょっと知り合いに当たってみると返答をいただきました。
それから数分後。
折り返しの電話が来ました。
「知り合いに、浄化槽のことに詳しい仲間がいて、今そっちに向かってくれるようだから見てもらってみて。」
と知り合いの方を紹介してくれたのです。
その時の安堵というか、安心したというか、何とも言えない心境で、涙があふれてきました。
(知り合いって有難いな…。)
自然と涙がこぼれてくるのです。
(何とかなるかも。)
一筋の光が見えた瞬間でした。
10分くらいしてから、Yさんという方が来てくれました。
Yさんは、すぐさま浄化槽を見てくれ、
「これなら何とかなるかもしれない。とりあえずやってみます。」
と言って作業に取り掛かってくれました。
私は、苺の納品があったために、あとはYさんにお任せして納品に出かけました。
納品中も、頭の中は浄化槽のことで一杯でした。
(何とかしてください。)
神に祈る思いでした。
納品に2時間かかって帰ってきたのですが、
(作業が終わっていればいいな)
と思って帰ってきたのですが、
そこにはYさんとYさんの奥さん、M工務店さんとM工務店さんの息子さんの
4人の姿がありました。時間は夕方18時を回ってもうすでに周りは真っ暗でした。
皆さんライトを照らしながら作業してくれていたのです。
思っていた以上に状態が悪く、時間がかかってしまっているという状況でした。
すでに、作業に取り掛かってから2間以上たっています。
普通なら諦めて帰られてもしょうがない時間だと思いました。
でもYさんは、
「このままでは、れっどぱーるさんも、お客様も困るでしょう。もう少しやってみます。」
と言ってくれ、いろいろと工夫をしてチャレンジしてくれました。
私は、そのひと言に胸が熱くなりました。
(普通の業者さんは、土曜日で休みなのに…。自分のことよりも私たちのことを考えてくれるなんて…。)
有難い・・・。ただその一言でした。
その後、出来る限りの精いっぱいのことをしてくれ日曜日を待つのみとなりました。
終わった時間は、21時。寒くて寒くて耳や、手が痛くなりましたが、皆さん何とかしようとして
最善を尽くしてくれました。
(これが人の暖かさか…。)
人として大事なものを見させていただきました。
私もYさんや、Mさんみたいになろう。
困っている人がいたら時間を惜しまず助けることの出来る人になろうと誓いました。
次の日。日曜日。
今日1日乗り切ればなんとかなる。
朝から浄化槽とにらめっこです。
浄化槽の仕組みも教えてもらい、注意しなければいけない場所も
教えてもらったので、1時間おきに点検に出かけました。
そんな時、ふと、私の心を温めてくれた存在がありました。
こちらです。
私の張りつめていた心がホッと一息ついた瞬間でした。
姉弟で苺のコスチュームで苺摘みに来てくれました。
この笑顔を見たら、色んなことがあっても乗り越えていこうと
勇気をもらいました。
浄化槽は時折詰まり気味になってしまう時もありましたが、
お客様にも協力いただき、何とか日曜日を乗り切りました。
今回、思いもよらない出来事に、業者さんのせいにしたり、
誰かのせいにしたい自分がいましたが、この出来事を招いたのも、
普段からの自分の注意が出来ていなかったことが原因です。
誰かにせいにして、誰かを恨んでも現状は良くなりません。
チェック不足は自分の責任です。
誰かを責めるのではなく、原因を自分の内に見るようにしていこうと思います。
二度と経験したくない出来事でしたが、この出来事のお陰で、
人様の有難さ、人様の温かさを体験しました。
自分の未熟さを受け入れ、人の暖かさを感じてこれからも歩んでいきたいと思います。
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二番果の大粒苺が収穫し始めました。
1花芽とはまた違う味わいです。
是非一度いかがですか?
駐車場も虎ロープを張り替えて停めやすくなりました。
ご来店お待ちしています。
大変長くなりましたが、今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
富丘佐野農園(株) れっどぱーる 佐野真史
Comments
しゃちょ〜ブログを拝見して。
悪い言葉は災いを招き
良い言葉は幸せを呼ぶ
人生すべて自分しだい
いとこのね~ちゃんからいただいた言葉を思い出しました。
人生すべてが修行だね
清さんコメントありがとうございます。
言葉には強い力があると思います。
言葉だけで相手を傷つけてしまうこともありますね。
毎日を楽しく、有意義に過ごしていくためにも、
良い言葉を使っていきたいですね。
いつもありがとうございます。