Blogしゃちょうのブログ

お疲れさまでした!

2024.05.23

2024.5.23

最近では、夜になるとカエルの合唱が聞こえてきていよいよ夏ですね。
さて、今年はどんな夏になるのでしょうか?
また暑くなるのかな…。
先日田植えが終わったばかりだと思っていたのですが、
日に日に田んぼの稲が大きくなり、田んぼの緑が濃くなってきています。
作物の成長の早さを感じます。

5月20日は私の49回目の誕生日でした。
よくよく考えてみるとこんな忙しい時に生まれたのだと思うと
両親も仕事をしながら私を育てて大変だったのだろうなと年を重ねてからこそ
解ることもあります。

私が若いころは、自分が49歳になった時のことなど想像できませんでしたが、
いざ49歳のおっちゃんになってみると、意外と、考えていることと、
イメージすることは若いころと変わらないように思います。
ただただ変わってくるのは、体(肉体)ですね。
とにかく疲れが取れにくくなりました。
そんなことを言うと70代中盤の両親に怒られるかもしれませんが、
いつでも疲れている感覚ですね。
これも段々と慣れてくるのでしょうか?

誕生日の夜には家族にお祝いをしていただきました。
嫁さんからは、はがきとマッサージ券を、子供たちからは、
好きなハイボールを作るためのウイスキーをプレゼントしてもらいました。
健康のためには、飲まない方がいいのですが、もともとアルコール好きな
私なので、適度な休肝日を取りながら好きなハイボールをいただきたいと思います。
“家族の皆ありがとう!!!!”
まだまだ頑張らないといけないですね。
それにしても49歳。
この先60歳までの過ごし方が、老後の生活に大きく関係してくると思います。
この10年のうちに、ある程度の備えをしていこうと考えています。

子育てがひと段落したと思ったら、40代後半戦。
人生はあっという間ですね。

苺の苗の刈り取り!

れっどぱーるでは、夏のデザート販売用の苺を加工中ですが、
貯蔵目標の8トンのゴールが見えてきました。
それと同時に、ハウスでは来季用の親苗を育てていかなければなりません。
ということで、悲しいですが、ハウスの苺の苗たちを刈り取る時が
来てしまいました。
(沢山苺を実らせてよ)とお願いしていましたが、段々と(今期も有難う。お疲れさま。)
と苺の苗たちに声かけるようになりました。
「終わりはスタート」です。
今期頑張ってくれた苺の苗たちを刈り取る作業に入りました。

苗の根っこの部分を草刈鎌で刈り取っていきます。
苗にはまだまだたくさんの苺の若い実がついています。
(まだまだ苺が収穫できるな。)と思いながらも、次の作業のことを考えると
やるしかありません。
(ごめんね。今まで沢山の実をならせてくれてありがとう。)と心の中で
話しかけながら刃を入れていきました。

ホコリっぽい仕事なので、マスクは着用必須ですが、ハウスの中は暑いです。
社員さん達も「こんなに苺が実っていてもったいないですね。」と言いながら作業を進めてくれました。

徐々に刈り取られていくハウスを見ると、
ちょっと寂しくなりますが、ある意味これからまた来季に向けて
ゼロからのスタートするんだと思いました。

今期も力を合わせてやり抜いた社員さんたちの写真です。
よく頑張ってくれました。
この仲間と、今期の課題を洗い出し、来期に向けて改善をして
一人でも多くのお客様に「れっどぱーる」の苺を召し上がってもらえるように
ゼロから始めていきます。
苺の販売は、6月2日まで行う予定です。

あと少し苺をお楽しみください。

 

読書感想文

今回は経営塾の課題本でもあった海賊と呼ばれた男の感想文を乗せさせていただきます。
経営塾では良きリーダーになるために本を読むことを進めています。
そしてただ読むだけではなく、感想文も書きます。
小学校時代から読書感想文は大っ嫌いでしたが、まだか大人になって読書感想文を
書くようになるとは思ってもいませんでした。
でもこういった強制の力のお陰で、こうしてブログを書くようにもなりましたし、
本を読まないよりかは、読んだ方が知識は豊富になります。
この本は戦後の日本を復興の道へと導いた現出光興産の創業者でもある
出光佐三さんをモデルにした実話です。
今では見られない日本男児の様子が書かれています。
お勧めの一冊なので、読んでみてはいかがでしょうか?

 

「海賊と呼ばれた男」の感想文    佐野真史

 

今回、「海賊と呼ばれた男」が経営塾の課題本となり、読ませていただきました。その中で、
経営塾の課題として主人公でもある国岡鐵造と自身のリーダーシップを比較するという課題が出されました。

私と根本的に違うなと思ったことを5つに絞って書かせていただきます。

1つ目は、人間尊重の大家族主義

2つ目は、先見の目を持つ

3つ目は、利益よりも世ため、国のため

4つ目は、逆境に立ち向かう精神力の強さ

5つ目は、人を引き寄せる人間力

以上の5項目になります。

 

1つ目の人間尊重の大家族主義は、店員を家族同様に愛し、守り抜くというところでした。
戦後の仕事もない時に、店員の一人も仕事を辞めさせることはなく、守り続けたことは私にとって衝撃的でした。
私も社員さんは大事だと思っています。でもいざ仕事がなくなり、家族が生活していくにも大変になってきた時に、
自分だったら、車を売ったり、自分の大事なものを売ったりして社員さんの生活を守るのだろうか?
まして、自分が乞食になってまでも、社員さんを守るだろうかと考えました。

正直なところ、仕事がなくなった時点で、辞めてもらう選択をするのだろうと思いました。
そんな自分は人間としてクズ人間だと思うのですが、いざそうなった時のことを考えると、人の事よりも、自分のことを優先する自分がいます。
自分の中に強くある自分さえよければいいという考え方が、ちょっとした場面で、行動に出てしまうと思いました。

だから、真の信頼関係が築けないと思いました。「社員は家族だ」と言うことは簡単だと思いますが、
いざ本当に、危機的な状況の時に何もかも捨てて社員を守る覚悟が必要で、その覚悟が、普段の言動や、
行動からにじみ出てくるようにならないと、社員さんからの信頼は得られないのだと思いました。

その人間同士の信頼関係が強くなれば強くなるほど、きつい仕事でも「あの人のためなら」と取り組んでもらえるようになるのだと思いました。
これは単に国岡商店の店員が良い店員がそろっているのではなく、店主でもある国岡鐵造の人柄が組織を作り、人を育てているのだと思いました。

会社は経営者の投影だと教えていただいています。私には、社員さんを死ぬ気で守る覚悟が足りないことが解りました。

 

2つ目は、常に、時代の先々を読み、戦術をたてていくところです。

時代の流れに敏感で、目的達成のために、情報を仕入れ、次から次へとあらゆることを推測し、次から次へと起きる事柄に対応していくところです。
私は起こったことに対応するだけで、時代の流れや、経済などに無頓着で、目先で起こったことに囚われて右往左往してしまいます。
まさしく、遠くを見るものは富み、近くを見るものは貧すとは私のことだと思いました。

自分の目標に向かって長期的に計画を立てて取り組んでいくことが必要だと思いました。

また自分が目指す目的も、利己的なものではなく、世のため、人のためになるような、壮大な夢を持つことが大事だと思いました。私のダメなところは、やはり、利己的で、自部さえよければいいという考え方が有ることが良くないことだと思いました。

 

3つ目の利益よりも世ため、国のためということは

鐵造さんは「焼け野原の日本をもう一度立て直す」という気持ち一心で困難に立ち向かってきたのですが、そこには、お金儲けという考えがなかったことです。「黄金の奴隷たるなかれ。」お金のために仕事をするなという意味ですが、私はどうしても仕事をしていく上で、「お金」に囚われてしまします。なので、自分の夢に向かって突き進むといったイメージよりもお金が有るか無いかばかりを考えてしまい、新たな挑戦をしないでいます。こんな自分だから、大きな夢を持てずにいるのではないかと思いました。

お金に囚われてはいけないと解かってはいるのですが、ついつい 売り上げや、経費が気になって、社員さんの頑張りよりも、数字を見てしまう自分がいます。

赤字になると解かっていたタンク底の掃除のときにも、自身の夢でもある「もう一度日本を立て直す」という壮大な夢のために取り組まれたことは凄いことだと思いました。

また、経営者がお金のためだけではない、夢を持っていることが社員さんを引き付け、沢山の人を引き付けていくのだと思いました。私は、お金の呪縛から逃れることが今一番必要なようです。

 

4つ目は逆境に立ち向かう精神力の強さです。
どんな苦難にも立ち向かう主人公鐵造さんの精神力の強さを感じました。
いくら自分の夢のためだと言っても、人に裏切られたり、思い通りにいかなかったりしたら、もうどうにでもなれと思ってしまいそうですが、じっとこらえてあらゆる戦術を考えて目標達成を目指す強さを感じました。

私にはそんな強さはありません。

なにくそと困難に立ち向かっていく心の強さを育てていく必要があると思いました。

 

最後は鐵造さんの人間力だと思います。

人を真心から愛し、愛しているからこその厳しさ。

私もこんな社長がいたらついていきたいと思います。

自分のことを思い返してみると、利己的な考えから、人を心底から愛していないのかもしれないと思います。

どうしたら鐵造さんのように人を愛せるのかわかりませんが、私自身が人を愛するということが良くわかっていないかもしれません。愛しているというよりも、好きか嫌いかで判断しているところがあるように思います。もっと人との関りを大切にしていかなければいけないと思います。

自分の命を懸けて守るものがあり、命を懸けて目指すものがある人は幾つになっても輝いているのだと思いました。それが人の思いであったり、人間力に繋がるのだと思いました。

 

私が国岡鐵造さんから学んだことは、私利私欲ではない壮大な夢を持ち、その夢に向かってどんな困難にも挑戦し、ブレない思いを持ち、仲間を大切にしていくことが大事だということを学ばせていただきました。

リーダーとして人を引き付ける魅力を付ける努力をし、自分の至らないところを受け入れて、少しずつでも直していきます。

そしてあなたと一緒に仕事をしてきて良かった。あなたと出会えてよかったと言ってもらえたら経営者としてこんなに嬉しいものはありません。

仕事をとおして、自分の至らないところを見つめ、人として信頼される人間性を身に付けていきたいと思いました。真のリーダーの姿をイメージし、自分が迷った時に、この鐵造さんの生き方が参考になるように思います。カッコいい人は、自分のためではなく、人のために全力で頑張っている人のように思います。

私も、お金ではなく、人のためのことを考えて生きていこうと思いました。自分のことは二の次に考えるようにします。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
富丘佐野農園株式会社  佐野真史

 

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください