2025.04.10
このこのブログは日々のれっどぱーるのハウスでの作業や、イベントの様子や、
私の感じたことや、経営について勉強したことなどを毎週木曜日に
アップしています。これからもよろしくお願いします。
皆様からの暖かいコメントもお待ちしてます。
2025.4.10
4月8日火曜日、市役所の市長室にて物品寄附受納式が行われました。
この寄附受納式ですが、私達が富士宮市に何を寄付するのかと言いますと、
やっぱり、苺です。
今年でれっどぱーるも設立17周年になりますが、
色んな方々の支えや、応援をいただきながらやってきた17年です。
私がれっどぱーるを立ち上げたのも、若干32歳の時でした。
今思えば、苺が売れなくて売れなくて途方に迷い、
自分の判断が間違っていたんではないかと後悔する日も多かったです。
でもそんな私の力となってくれたのが、お客様方でした。
お客様の、美味しかったよ。の言葉に励まされて
皆さんの期待に応えようと必死になり、美味しい苺つくりに
専念していくうちに、お客様の人数も増えて、良いお取引様とも
お付き合いが出来るようになり、段々と安定していきました。
長いようであっという間の17年間でしたが、私も今年50歳を迎えるにあたり、
自分の仕事が世の中に役に立っているのかと考えるようになりました。
また、自分自身も、苺つくりを通して世のため、人の為に立てることはないだろうかと考えるようになりました。
そのきっかけとなったものは、やはり、応援し、助けていただいた方々のご恩を何かの形で
皆さんに還元できないかと考えるようになったからです。
そんなことを考えているうちに、経営の勉強の時にタイガーマスクを
知り、伊達直人の生き方に共感を得ました。
「私も、子供たちの役に立ちたい。」
その思いから、富士宮市の子供たち(幼稚園、保育園)に
苺を寄付することを考えました。
私達が心を込めて育てた苺をより多くの子供たちに
食べさせてあげたい。その一心でした。
そうした思いが、色んな人の力を借りて実現することとなりました。
約200パックの苺を富士宮市の幼稚園、保育園に寄付いたします。
来週の月曜日から各幼稚園、保育園に配達に伺うのですが、
子供たちに喜んでもらえたら嬉しいです。
こういった取り組みを今後も続けて行きたいと思います。
わたしたちが育てた苺の一人でも多くの方が笑顔になってくれたら
こんなに幸せなことはありません。
皆さんの笑顔が私たちの遣り甲斐とエネルギーになっています。
4月に入り、桜が見ごろなのに、雨が多く、今年の花見のチャンスはいつもの年よりも
少なかったように思います。
唯一、天気になったのが4月5日の土曜日で、この日は、
朝からデザート注文のお客様が多かったです。
近くの潤井川の桜の写真を撮ったのでご覧ください。
滝と一緒に写る桜の様子です。
河川敷には約1キロにわたり、桜の花が咲き乱れています。
桜の花と、富士山が傘をかぶったところです。
満開も過ぎ、散り始めていました。
桜も綺麗に咲くときはいいのですが、この散る時が儚く
寂しさを感じます。
桜の花の命も一瞬ですね。
春休みで慌ただしく動き回っていたために、ゆっくり桜も
見ることが出来ませんでしたが、春休みが終わり、
ホッとしたところで、皆さんよりも遅く、春を味わってきました。
そろそろタケノコも出回るころですね。
旬のものを味わうのも、生きている醍醐味ですね。
待ちに待った4号車が車検も通り、いよいよ完成しました。
沢山の思いの詰まった4号車ですが、
石川県まで取りに行くことにしました。
4月9日に石川県に向かい、
次の日10日に石川県から富士宮市まで4号車を運転して返ってきます。
店長の嫁さんも一緒に行くのですが、今から楽しみです。
50歳の節目に新たな販売車の購入で、まだまだ現役で頑張らないと行けなくなりました。
まだまだれっどぱーるを知らない人も多いので、
この4号車でどんどん存在をアピールしていこうと思います。
私が参加している経営塾でブログを1週間書く当番の時があるのですが、
その時に書いたものをアップさせていただきます。
人生の後半戦に突入するにあたって、
人生とは何か?自分とは何か?仕事とは何か?幸せとは何か?
などを真剣に考えるようになりました。
農家のおっちゃんが、今まで色んなことを経験して、見えてきたものを
書いています。良かったら読んでみてください。
昨日のブログで、50歳の節目のことを書きましたが、やはり、人生の中でも50歳と言うのは大きな節目のように思います。あと10年すると60歳。これは当たり前のことですが、この10年の過ごし方はとても重要になると思います。子供たちも成人を過ぎ、子供から大人になり、自分達の力で生きていくようになりました。
逆に私たちは、老後に向けて現役世代の仕上げの段階に入ってくるように思います。
ここで今一度自分の人生を振り返り、今まで目指したゴールへと突き進んでいくのか、もしくは、新たなゴールを設定し、軌道修正していくのか、大事なところにいるように思います。
最近感じるのは、時間の経過の早さです。朝が来たと思ったら、あっという間に夜になり、夜になったと思ったら、朝になり、やれやれ週末が終わったと思ったら、気付くと金曜日になっていて、新しい年が始まったと思ったら、既に3月も終わりです。
若い時とは、時間の過ぎる感覚が全く違うように思います。
この流れで行くと、10年はあっという間に過ぎてしまいます。10年後に、気付いたら10年経っちゃったなんてことにならないためにも、この50歳目前での意思決定がとても重要になると思います。
そう考えたときに、見直さなければいけないことが、自分の癖であり、至らないところだと思います。この先良い時間を過ごしていくためにも、「謙虚さ」、「素直さ」、「ひたむきさ」を大切にし、善い行いをし、徳を積んでいかなければいけないと思います。先日の杉井さんのブログにもありましたが、ちょっとしたことでも良い行いを積み上げていくことが必要になってくると思います。
過去の自分を振り返ってみると、至らぬところばかりで嫌になりますが、私は、「してもらう」ことばかりを求めて与えることをしてきませんでした。「良い結果を出せばご褒美が貰える。」だから頑張ろうと考えたり、何かしてもらったからお返しをしたり、自分の存在を認めてもらいたいから事業も始めたのかもしれません。よくよく考えてみると、してもらうことを当たり前と思い、与えてもらうための行動をしてきたように思います。
そんな考え方だったので、自分が頑張ったとしても、自分が思っていたほどの賞賛や、見返りがないと腹を立てたり、ふてくされたりしていたのかもしれないと思う様になりました。
またわがままな性格は自分の思い通りにいかないと不機嫌になり、周りの人たちを不愉快にしていました。
今までしてもらう事(与えられること)ばかりを意識してきた私は、杉井さんと出会って、「与える人が与えられる人」という事を教えていただいたのですが、そのことの意味が解りませんでした。
きっと、与えてもらう事ばかりを考えていたから、目に見えて解り易いお金を追い求め、募金や人のためにお金を使うようなことは一切しないで、ただただお金を貯めることばかりに執着していたのだと解りました。
それが、はがきを書いたり、募金活動に参加させていただくようになってから、何となくですが、与えることの大切さが分かるようになってきました。最初ははがきを書けば返事が来るものとばかり思っていたのですが、はがきを書いても、返事はほとんど来ませんが、再会した時などに、「はがき有難うございました。とても嬉しかったです。」と言って喜んでもらえたり、「大事にとってあります。」などと言われると、はがきを書いてよかったと思いました。そんなことを繰り返していくうちに、返信のはがきのことは関係なくなり、相手のことを思い、自分なりの言葉で「ありがとう」を伝える(与える)ようになってから、はがきを書くと少し心が穏やかになるように感じはがきを書くこと、(与えること)が徐々に慣れてきたように思います。
また、募金活動では、人の優しさに触れることで、身をもって与えることの大切さを学ばせていただきました。
こうして考えると、40代前半までは幸せになろうと一生懸命にお金を追い求め、がむしゃらに頑張っていたのですが、幸せには近づいていなかったです。これが40代前半までの自分の人生の答えです。
という事は、これからは違う道(違うやり方)で幸せを見つけに行かなければいけないと思います。
色々と悩み、考えた答えが「与えること」です。
私は、与えることをしてきませんでした。
だから、これからの人生で「与えること」をしていくことが必要だと思うようになりました。
やってみなければわかりませんが、今までとは違う景色が見えると思っています。
その景色こそが幸せに続いていくのではないかと思っています。
杉井さんがこおろぎで大事なヒントをくださいました。
・『所詮、お金は人間が作った「道具」にすぎない。ひとの豊かさは、道具の多さで決まるのではなく、道具の使い方によって決まってくると思うのです。』
・『お金も、愛も、与える時に豊かになるものなのかもしれませんね。』(こおろぎ173)
このヒントをもとに、これからの自分の人生を掛けて自分のためだけでなく、人の役に立つお金の使い方を考え、実践してみて、自分の心がどうなっていくのかを観察していこうと思います。
人のためにお金を使うのにもお金が入ってくるようにしなければいけないと思いますので、自分の欲の商売ではなく、世間の為の商売をしていこうと思いました。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
富丘佐野農園株式会社 佐野真史