2024.10.08
このブログは日々のれっどぱーるのハウスでの作業や、イベントの様子や、
私の感じたことや、経営について勉強したことなどを毎週木曜日に
アップしています。これからもよろしくお願いします。
2024.10.8
10月に入り朝晩は大分涼しくなりましたが、日中はまだまだ汗ばむ
日もあります。いったいいつまで暑いのでしょうか?
とはいっても苺たちは朝晩の冷え込みで秋を感じ始めてきました。
以前のブログでもお話させていただきましたが、
やっと苺の苗に花芽を確認することが出来ました。
今までは若手の二人がこの検鏡をしてくれていましたが、二人の退職を機に
私達アダルトチームが検鏡をしなければならなくなってしまいました。
拡大鏡を使うのも久しぶりですし、
何と言っても細かいものを見るので、視力が弱ってきたアダルトチームには
結構難易度の高い作業になります。
拡大鏡を覗いてもいまいちピントが合わないのです。
そんな中、お互いに助け合い、工夫をしながら苗の花芽を
観察しました。
これが苺の花めです。
左下の丸くなってきているのが花芽になります。
この花芽が約一か月半後に花を咲かせるのです。
作物の神秘を感じます。
この日は約20本の苗の花芽の検鏡をしました。
花芽が分化したと解かれば、すぐにでも花芽に栄養を与えたいので、
いよいよ定植です。
以前からいつでも植えられるようにと準備してきたため、
検鏡を午前中に行い、午後には定植を始めました。
ベットに定植されることにより、豊富な肥料分を吸収し、花芽を成長させていきます。
なので、花芽の分化を確認したら、すぐに定植するのが苺の常識なのです。
この日はお店の前のハウスを午後植え切りました。
こうして何もなかったハウスに緑が鮮やかになりました。
(いよいよ始まるんだ)と変わりゆく景色を見て苺のシーズンが近づいてきていることを
感じました。
ハウスに苺の苗が植わると俄然やる気が出てきます。
皆様に喜んでもらえるように気を抜かず、観察をし、
あと、3か月を掛けて理想の苺の苗に育てていきます。
沢山の方に喜んでいただける苺を育てるのが
私達の夢であり、宿命だと思っています。
まだまだ手がかかりますが、スタッフ一同力を合わせて
日々の作業を行っていきます。
9月30日をもってお店の看板娘でもあった咲輝さんが退職することになりました。
昔から言うところの寿退社です。
以前からお付き合いしていた方と結婚が決まり、退職することになりました。
咲輝さんはれっどぱーるに就職してから7年間お店の切り盛りをしてきてくれました。
時には思い通りにいかないことがあり涙するときもありましたが、
頑張り屋の咲輝さんは、休むこともなく、れっどぱーるを引っ張ってきてくれました。
そんな咲輝さんには『感謝』しかありません。
そんな咲輝さんを笑顔で送り出そうと送別会を行いました。
私からの感謝状贈呈です。
もう一つは長年記録してきた作業日報です。
この作業日報には良い事も、悪いことも書かれています。
これから色んなことがあるかもしれないけど、辛い時や、くじけそうなときなどに、
頑張っていた自分を思い出してもらいたくて渡しました。
これは咲輝さんの7年間のれっどぱーるでのことが書かれた世界に1つしかない
大事なものです。私も確認したのですが、読んでいるうちに、過去を思い出し、
涙してしまいました。
最後にはお店で一緒に頑張ってきた
店長、智香さん、麻亜紗さんからのプレゼントです。
沢山の思い出を思い出したのか、麻亜紗ちゃん涙してしまいました。
こうしてまた一人と旅立っていってしまいましたが、
人の人生の岐路を味わい、人を応援することのすばらしさを感じました。
この咲輝さんの幸せそうな笑顔がず―――っと続いてくれるといいですね
自分の幸せよりも人の幸せを祈れるようになった方が自分自身も幸せになるように思います。
今までは自分の幸せを中心に考えてきましたが、年をかさねこれからの自分の人生を良いものにするためにも
他人の幸せを祈れる人になっていきたいと思いました。
「咲輝さん沢山の思い出をありがとうございました。」
幸せになってください!!
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
富丘佐野農園株式会社 佐野真史