Blogしゃちょうのブログ

富士山が真っ白に…。

2023.05.18

2023.5.18

昨日はとても暑く、気温が30℃近くまで行ったところもあった様です。
それなのに、先週の週末は、とても寒い雨で、少なくなっていた富士山の雪が
また冬のようになっていました。
こうも気温の変化が激しいと、体調を崩す方が多くなると思うので、体調管理に気を付けてください。

先週の土日は、皆さんにお仕事を任せて、経営者の方が集まる
静岡経営塾に参加して勉強をしてきました。
静岡経営塾には、色んな業種の方が参加して、経営の勉強をします。
私は、農家として作物を育てて事業を大きくしてきましたが、
経営者の勉強などしたことはありませんでした。

作物を育てるのと、会社を経営するということは全然内容が違います。
私が今まで行ってきたことは、美味しい苺を育てることです。
そのことに一生懸命になりすぎて、会社を運営するということを全然学んできませんでしたので、
今更になって経営の勉強をしています。
物を育てるのと、経営は全然違うものです。

今回の経営塾では、社長の仕事として、社員さんとのかかわりを学んできました。
社員さんたちが、どうしたら夢をもって仕事に取り組んでくれるか?
社員さんに、夢を与えることが経営者の仕事であると学ばせていただきました。

これからの会社の進むべき道や、方向性、どんな会社にしていきたいかなどを
真剣に勉強してきました。
先行き不透明な時代。何かと不安要素がありますが、その中でどのようにして
れっどぱーるの魅力を磨き、発信していくかが課題となってきます。
また、苺という季節ものの商品のために、収入の大半が冬から春にかけて集中します。
そのために、限られた人数で運営していくとなるとどうしても休みの問題が出てきます。
今はみんな週一回の休みで頑張ってくれていますが、今後は、皆のためにも休みを増やして
いきたいと思っています。
そうするためには、夏場の収入を上げて、人手を増やすことだと考えました。
夏場は大事な苗づくりがありますが、苗づくりと並行して行える新規事業がないかと
今探しているところです。
こうして自社の現状を解析し、問題点を見つけその問題を解決する方法を考えるのが
経営者の一番の仕事だと教えていただきました。
れっどぱーるの課題は、夏にお客様に来ていただける仕組みを作れるかだと思います。
冬だけではなく、夏もれっどぱーるに行きたいと言ってもらえる取り組みを考えていこうと思います。

苺ハウスでは、来季の苗の準備が始まっていまして、ランナーというツルをポットに刺して
苗を増やしていきます。
今さしている苗は、来季の親苗という苗で、この1株から6本の子苗を育てていきます。
これからの季節は、苺の苗の病気でもある「炭疽病」との戦いで、
この炭疽病が広がってしまうと、育ててきた苗が全滅してしまうほどの、恐ろしい
病気なのです。この炭疽病は、温かくなってくると活動が活発になってくるので、
今のうちから病気の予防として薬剤を蒔いていきます。

今回は、銅の成分が主な薬を散布しました。
銅には殺菌効果があり、菌を寄せ付けないそうです。
これから1週間に一度のペースで薬剤散布を行っていきます。
苺は、苗8作と言って、苗の出来の善し悪しで収穫量が決まってしまいます。
これから、その苗づくりの大切な時期となります。
皆で力を合わせて1株1株よく観察して、良い苗を育てていきたいです。

続いて蜜蜂の近況報告です。

順調に数が増えてきたので、一番元気の良い巣を半分に分けました。

分けた二つの巣箱ともとても元気で、
女王バチがいない巣箱にも王台とよばれる女王バチの巣を発見して、
新女王の誕生を待つばかりとなりました。
病気はないか?
ダニはついていないか?
巣虫はついていないか?
と観察を行っていきます。

若手社員のF君、Yさんですが、手をかけて蜂を増やすことがとても楽しいようです。
こうして手をかけて育てていくと、自分の子供のような感覚になるのでしょうね。
蜜蜂も大事な命です。
刺されないようにして大事に育てていってください。
これからどこまで増えてくれるか楽しみですね。

苺の収獲も、後2週間ほどとなりました。
12月の収獲開始からあっという間にここまで来てしまいました。
来期にもたくさんのお客様に喜んでいただける苺を皆で力を合わせて
育てていきたいと思います。
生の苺の販売もあと少しなので、お買い逃がしの無いようにお願いします。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
富丘佐野農園株式会社 代表取締役 佐野真史

 

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