2022.10.13
今年は、9月の残暑が厳しく、苺の花芽の文化が遅れてしまいました。
毎年10月初めには、定植が終わるのですが、今年は、10月第二週まで伸びてしまいました。
分化をしないと植えたくても植えられないのです。
まあ、こんな年もあります。自然を相手にしている農業は思うようにはいかないものです。
色んなことを経験し、大事に苺を育てていこうと思います。
あと何年したら、思い通りの苺栽培が出来るのでしょうか?
また、思い通りにいかないから面白いのかもしれません。
苺のベットの上に苔が生えてしまい、この苔を取るのに一苦労です。
苔を取り終わったら定植用の穴あけになります。
ポリポットからはたくさんの根っこがはみ出してきています。
少しの隙間からも根を張っています。苺の生きようとする
生命力を感じます。
この長いハウスは、全長が50メートルあります。
苺の苗を20センチ間隔で植えていきますので、
片方で250本、両側では、500本の苗を植えていきます。
皆で手分けをしながら丁寧に、豊作を祈り植えていきます。
ポット栽培の方法を2通りの栽培方法で行っているのですが、
これで遅いほうのポットも植え終わり、定植作業が終了しました。
今年は、分化が遅れていつもより遅めのスタートになりそうですが、
美味しい苺に育ってくれるのを祈っています。
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私は、静岡経営塾という経営者が集まる会で、毎月一回の勉強会に参加しています。
経営コンサルタントの杉井保之さんのもと、勉強していることをこの場を借りて、
書かせていただきます。本の感想文であったり、日々の生活の中で、感じたことや、
自分の幸せなどについて、書かせていただきます。
お付き合い宜しくお願いします。
今回の第四の習慣の感想文は、4月から会社に行き始め、社会人となった息子にこの第四の習慣をどのように説明するかを書いてみました。
対話形式で書いてあります。もしよかったら読んでみてください。
覚斗、入社して、2か月が経つけど、仕事には慣れたかな?
父さんは、前々から言っていると思うけど、社会人になって大切なことは、色んな人とどうやって上手く付き合っていくかが問題になってくると思うんだ。
特に、覚斗は高校を卒業してすぐに社会人になったから、自分よりも、年上の人がほとんどだよね。
父さんよりも年上の人もいるよね。
高校の時だって、2歳、3歳上の先輩や、後輩がいたぐらいだけど、会社は違うよね。
色んな年代の人たちがいる中で、考え方も、物事の見方も人それぞれだと思うんだ。
父さんは、大きな会社に行ったことがないから、どれだけの人達がいて、どんな仕事をしているかわからないけど、大きい会社も、小さい会社も、自分が決めたところで頑張っていくには、いかにして良い人間関係を作っていくかが一番大切になってくると思うんだ。
そんなことを話そうと思っていたところに、父さんが前から読んでいた7つの習慣に、ちょうど今の覚斗にぴったりの内容があったから、話すね。
覚斗は良い人間関係ってどんな関係だと思う?
覚斗:「仲がいいっていうか、協力しあえる関係かな。」
そうだよね。協力し合う関係がいいよね。
じゃあ、良くないと思う人間関係ってどんな感じだと思う?
覚斗:「ん…。人を差別したり、見下したり、文句を言ったり、俺の言うことを聞けみたいな関係かな。」
うん、そうだね。えばる人や、傲慢な人は嫌だよね。
昔の父さんは、傲慢で、人に負けたくなく、えばっていたし、自分が一番偉いと思っていたんだ。
杉井さんや、静岡経営塾で勉強させてもらって、そんな考え方は、良くないことだとわかったんだ。だから、覚斗には、父さんみたいになってほしくないと思っているんだ。
この本の中の、第四の習慣にwin―winを考えるという章があるんだけど、この章では、人間関係の5つのパラダイム(物事の見方、とらえ方、人それぞれの考え方)が説明されているんだ。
きっと覚斗にも当てはまることがあると思うから、聞いてほしいんだ。
先ず1つ目は、win―winの関係。
win―winって言葉は、どこかで聞いたことあるよね。
この言葉の意味は、自分も勝って、相手も勝つ。
それぞれが欲しいものを手に入れる事だよ。
お互いの利益を求め、お互いに満足できる合意や、解決策を考えたりすること。
そう、協力し合える関係だね。
覚斗が良い人間関係と思っていたことがこれに当たるんだ。
2つ目は、win-Lose。 Lose ってなんて意味か分かる?
そうそう負けるって意味だね。
自分が勝って、相手が負けるって意味になるね。
覚斗が、良くないと思っている人間関係の形がこれに当たるの。
この考えの人は、地位、腕力、資格、所有物、個性を使い、エゴや自分の立場や、意見を通そうとする人だと書かれているんだ。
自分が勝てばいい。自分がいい思いをすればいい。自分が目立ちたい。こんな関係だね。
この部分を読んだだけでも、父さんのことを言っているように思わなかった?
父さんもね、自分でこの本を読んでいて、自分に当てはまっているな…。と思いながら読んだよ。
読み進めていくと、大抵の人はこのwin―loseの考え方を小さいころから持っているらしいんだ。
例えば、姉弟で、比べられたり、親に認めてもらいたいと思ったり、学校で、ほかの子たちと比べられたりしながら、勝ちと、負けを意識するようになっていくようなんだ。
何となく解るかな?
あと、win―loseは、スポーツにも、深い関係があるんだ。
父さんは剣道、覚斗はバトミントンで、県の代表まで選ばれているよね。
ってことは、あまり、負けていないという事なんだ。
自分のどこかで、負けたら終わりだ、勝たなければならない。と常に考えていなかったかな?
父さんは、勝たなければ意味がないし、勝ちがすべてだと思っていた。
だから、負けるのが嫌いで、お母さんとも喧嘩したり、覚斗達に言う事を聞かせようと手を上げたりしたんだと思う。仕事ができる社員さんは生意気だと言って圧力をかけ、最悪だよね。今思えば、ただただ負けたくなかったんだと思う。
このことを一番わかっていてほしいんだ。
一歩間違えると、勝ちにこだわっていた人は、その性格がいつか出てきてしまうかもしれないんだ。
覚斗も負けたことがないから、傲慢になったり、人の意見を聞かなくなったりしないかそれが心配しているところなんだ。
だから、この、win―loseは、覚えていてほしい。
社会に出たら、競争もあるかもしれないけど、ほとんどが、力を合わせて乗り越えていくことが多いと思うんだ。
だから、勝ち負けよりも大切なものを見つけてもらいたいと思っているよ。
3つ目は、lose-win。 2つ目と逆で、自分が負けて、相手が勝つ関係のことを言うんだ。
父さんは、今までこの考え方はしてこなかったけど、今になってみると、昔のことわざで、
「負けるが勝ち。」ということわざがあるように、世の中には、決して勝てばいいものばかりではないんだ。
自分が嫌な思いをしても、皆が幸せなら、それもいいと思わない?
でも、この考え方は、負けて当たり前になってしまうから、あまり良いとはされないようだ。
4つ目は、lose-lose。 両方負けだね。これも良くないね。
これは、win―loseの人同士が戦うとこうなるらしい。
相手を負かすためなら、自分がどうなってもいいという考え方なんだ。
これでは、共倒れになってしまう。
5つ目は、winだけを考える事。
このwinの考え方を持つ人は、相手がどうこうよりも、自分の目的達成のことだけを考える人なんだ。
これは、父さんが読んだ本の感想であって、何が正しいとか、間違っているとかは言えないけど、何かあった時に、冷静になって自分は、今、どんな関係を求めているかを考えて行動できるようになるといいと思うよ。
この5つの関係を知っているか、知らないかでは、今後の人間関係に大きく関係してくると思うんだ。
自分の特性を知って、相手のことを観察して、対応することが出来たら、良い人間関係を作っていくことが出来るんじゃないかな?
最終的には、win―winの関係が一番だと思うよ。
上司や先輩、後輩、色んな関係が出てくると思うけど、どうしたらみんなが助け合い、会社が発展し、自分も成長できる関係を作っていけるかが、大切になってくると思うよ。
それにはどうするか。考えることが重要になってくると思う。
最後に、これから色んなことを経験し、失敗することや、上手くいくこともあると思うけど、決して傲慢になってはいけないよ。
いつでも、初心を忘れないで、謙虚な気持ちで、人の言う事を素直に聞くようにした方がいい。
今になって父さんは解ったんだ。気付くのに、沢山の人を傷つけ、長い時間をかけたけど、覚斗には、
父さんみたいな遠回りはしないでほしいんだ。
人に優しく、いつでも笑顔。
これから大事なのは、人間関係。
今から色んなことを経験し、学んで、後悔しない人生にしてね。
息子にあてたメッセージです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。